日本人形の種類やその魅力

人形にもたくさんの種類が存在します。馴染みのあるところではフランス人形や日本人形などではないでしょうか?

例えば日本人形でも多数の種類があります。代表的なのが市松人形ではないでしょうか?市松の名前の由来は、江戸中期の佐野川市松から来ている、当時は市松という名前の子供が多かったから、市松模様の服を着ていたからなど様々な説があります。最大の特徴は服の着せ替えができることです。

また桐塑や木で作られた人形に、衣類の皺や模様を入れてその筋に布を押し込み服を着ているように見立てた木目込み人形もとても人気があります。

和製ビスクドールとも呼ばれているのが、「さくらビスク」。洋風と和風のテイストを持つ独特の魅力がある人形で、熱心なコレクターが多く存在します。

また以外なところでは、こけしも人気があります。江戸時代も末期頃から温泉地でのお土産となりました。球体の頭と筒状の胴を組み合わせただけで作られた非常にシンプルな構造ではありますが、その愛らしさや独特のフォルムに魅了されるコレクターが少なくありません。

ガラス製品や七宝焼きの魅力

ガラス製品も色々や種類があり、美しく彫刻が施されたグラスや皿などとても魅力的ですね。
私は個人的に七宝焼きが大好きです。ご存知ない方にご説明をしますと、七宝焼きとは金属工芸の一種で、下地に金、銀、銅、青銅などを使い釉薬を乗せて焼いたものです。
釉薬がガラス質のため、磁器製品より光沢や美しい艶があるのが最大の魅力です。日本では鉄に釉薬を施したものを琺瑯、英語ではエナメルと呼んでいます。

七宝焼きは作る職人の技術で良し悪しが決まります。種類のバリエーションも豊富にあり象嵌七宝、有線七宝、無線七宝、泥七宝などがあります。

素敵な作家物も多いので、いつか自分でも気に入った一品が手に入れられたらいいなと思っています。

 

仏像の奥深さ

仏像と一言でいっても多種多様な種類が幅広くあります。
わかりやすいところで言うと材質かと思います。
代表的なもので、木、石、金属などでしょう。また漆も有名です。時代によって材質の特徴も変わってくるのも魅力です。

木彫りの場合は檜、榧、樟、柘植、白檀などが一般的に使用されています。それぞれの木の持つ雰囲気で見た目や印象を変わってくるのが特徴です。
漆を重ね塗りする技法の乾漆仏像もよくみられます。
近年割と多くみられるのは銅で作られた仏像です。加工性の高く、入手がしやすい素材だったため広く普及しました。
良い仏像を見分ける大きなポイントはまず顔の作りでしょう。お顔は一番目をひくポイントです。作りの細かさや表情の豊かさもとても重要です。また指先の作り、着装、手の汲み方に特徴があるとより魅力的な仏像とみえるでしょう。

また仏像にも様々な種類があります。
まず王道なのが如来でしょう。悟りを開いた衣のみをまとった実にシンプルないでたちをしています。てっぺんが盛り上がった渦のような頭は皆さんお馴染みでしょう。代表的なのが釈迦如来薬師如来大日如来などです。

豪華な装飾品を纏い髪を高く結わっている菩薩は、悟りを開く前の王子の姿を現しています。弥勒菩薩、千手観音などが良く知られています。

明王は非常に険しい表情をしていて、時には強引に正しい道へ人を正そうとするため手に縄を持っています。

天部は釈迦の説法に感化された梵天帝釈天多聞天毘沙門天などが代表されています。

これらは仏像の基本的な種類ですが、少しでも知識があると今までとは違った視点で楽しむことができますね。

珊瑚・象牙の買取

先日もご紹介しましたが、現在の骨董市場では相変わらず中国の品物が人気です。

壺、掛け軸、仏像などが中心にフォーカスされますが、象牙や赤珊瑚も高い人気を誇ります。

象牙は小さなイヤリングやネックレスから、一本物の大きな観賞用の象牙など幅広く好まれます。象牙を使った骨董品にも色々なものが存在し、象牙の造形を活かした裸婦の像や、象牙の太さを活かし筒状の入れ物に作り、美しいのたくさんの宝石を装飾させて仕上げたわかりやすいものは特に人気です。象牙の持つ深みのあるアイボリーの色に輝く宝石はとてもマッチします。

赤珊瑚は、真珠とともに昔からの宝石として古く親しまれてきました。
赤珊瑚は指輪に使われる大きな球状のものは大変人気があります。その他にも、細かく彫られた帯留めも美しく、大変人気があります。

色は赤やピンク、水色、オレンジ、白といった珊様々な色が存在しますが、中でも血液のようなドロっとした深みのある赤い色の「血赤珊瑚」は特に貴重でもっとも人気があります。

中国の骨董市場

今は多少落ち着きを見せていますが、一昨年あたりをピークに中国から大勢の観光客が押し寄せ、大量に洋服や家電用品といった品々をまとめて大量に購入する「爆買い」といったフレーズが世間を賑わせたことは記憶に新しいかと思います。

それと同じように骨董市場でも古い中国の骨董は、中国人に高い人気を誇ります。
都内の骨董商に大金を持った中国人が何千万単位で大量の骨董を購入していくシーンはテレビ番組で多く取り上げられていますが、ああいったことはごく日常で見かる風景でもあります。

数年前から中国骨董人気の予兆はありましたが、その人気は今も健在で金に糸目をつけない中国人の骨董品への関心は目を見張るものがあります。

この人気の理由は、経済力をつけた中国人は、1996年、当時の中国の最高指導者である毛沢東が実施した文化大革命によって、海外へ流出してしまった価値ある品々を買い戻しているというのが、現在の中国でおきている骨董品の人気たる所説です。

絵画の買取について

絵画の場合、良い作品は良い額に入っていると思ってよいでしょう。作家物や年代物、価値があると大事にされてきたものは、立派に額装がされているものです。
また、作家を証明するサインや証明書の有無もその絵の持つ価値を左右することでしょう。
そして、それは一点ものなのか、枚数が刷られているものなのか、はたまた限定品なのか、といったいくつかの抑えるポイントがあります。

また絵画にも作家が直で描いた肉筆や、石版画(リトグラフ)、銅版画(エッチング)、シルクスクリーンなど様々な種類があります。

パッと見て価値の判断をすることは高い能力が要求されます。

絵画の良し悪しを判断する能力を高めるのは、第一に「良い作品にたくさん触れる」ということです。
最初のうちは、自分が好きなものは、重厚感のある油絵のような技法なのか、近代的な絵画なのが、またはポップアートのような作品なのかを考えて深堀していくジャンルを絞ってみて、様々なアーティストや作家の展覧会や作品展に足を運んでみることがよいでしょう。

自分自身で購入してみることも肌で感じることができるため審美眼を磨く近道です。

直観で見て自分で良いなと思うものを選んでみたり、信頼できる人から譲ってもらうというのもよいかと思います。

 

骨董品・アンティーク

骨董には夢があります。

自分では価値があると思っていたものでも、「全くの贋作で全く価値がないものだった、、。」と落胆したり、その逆に「実はものすごく価値ある一品だった!」など、一喜一憂するシーンをテレビ番組で多く見かけることがあります。

年を重ねるにつれ、骨董に興味を持つことで様々な歴史背景を学んだり、様式や作り、技法などを知ることで見分が広まったため、骨董の世界には感謝しています。

骨董仲間の話によると、名品や名作は意外なところに眠っているいうことは珍しい話ではないようです。

例えばその時の持ち主が大切にしていた名高い壺でさえ、興味がない人がみたら場合、ただのガラクタにしか見えないという可能性もなくはありません。仮にその持ち主が亡くなったとして、親族がその価値を見出すことがなく、倉庫に眠らせたままにしておいたり、リサイクルショップのようなところに流出させてしまうことだって珍しくはありません。

そんなことに思いを馳せながら、リサイクルショップや骨董屋を覗いてみると思わぬお宝に出会うこともきっとあることでしょう。

そういった物に出会えた喜びを一度知ってしまうと、ますます骨董の魅力に引き込まれていきます。