中国の骨董市場

今は多少落ち着きを見せていますが、一昨年あたりをピークに中国から大勢の観光客が押し寄せ、大量に洋服や家電用品といった品々をまとめて大量に購入する「爆買い」といったフレーズが世間を賑わせたことは記憶に新しいかと思います。

それと同じように骨董市場でも古い中国の骨董は、中国人に高い人気を誇ります。
都内の骨董商に大金を持った中国人が何千万単位で大量の骨董を購入していくシーンはテレビ番組で多く取り上げられていますが、ああいったことはごく日常で見かる風景でもあります。

数年前から中国骨董人気の予兆はありましたが、その人気は今も健在で金に糸目をつけない中国人の骨董品への関心は目を見張るものがあります。

この人気の理由は、経済力をつけた中国人は、1996年、当時の中国の最高指導者である毛沢東が実施した文化大革命によって、海外へ流出してしまった価値ある品々を買い戻しているというのが、現在の中国でおきている骨董品の人気たる所説です。